英国への留学
英国の大学やカレッジが提供する研究と教育は、確かな評価を得ており、世界の先端を行く研究者や業界の専門家から注目を集めています。英国はあらゆる国の多様な信仰を持つ学生たちを温かく迎え、英国ならではの文化、都市や郊外での生活を体験する機会を与えてくれます。
必要なIELTSスコアと便利な情報
"IELTS is recognised by institutions all over the world and it is stated in their application requirements."
Murni Salina Saharudin, Universiti Selangor, IELTS score 6.5
英国での就労
英国ビザ・イミグレーション(UKVI)は、ビザ発給のポイント制(PBS)で申請者の英語運用能力を評価するにあたり、ヨーロッパ共通言語参照枠(CEFR)を使用しています。PBSでは、5つのTier(階層)のいずれかで英国での就労または留学を申請することを移住者に認めています。Tier1または2で申請する場合、移住者は英語能力の証明を提示する必要があります。IELTSはこの英語能力証明テストとして認められています。
ビザの種類 | 求められるCEFRレベル | 技能 | IELTSテストと要求されるスコア |
Tier1起業家ビザ | B1 | リーディング、ライティング、スピーキング、リスニング | IELTS -4.0 オーバーオール(総合評価)および各4技能のスコア |
Tier1大学卒業生起業家ビザ | B1 | リーディング、ライティング、スピーキング、リスニング | IELTS -4.0 オーバーオールおよび各4技能のスコア |
Tier2一般ビザ | B1 | リーディング、ライティング、スピーキング、リスニング | IELTS -4.0 オーバーオールおよび各4技能のスコア |
Tier2スポーツ選手ビザ | A1 | リーディング、ライティング、スピーキング、リスニング | IELTS -4.0 オーバーオールおよび各4技能のスコア |
Tier2宗教活動家ビザ | B2 | リーディング、ライティング、スピーキング、リスニング | IELTS -5.5 オーバーオールおよび各4技能のスコア |
就労ビザ:ポイント制(PBS)
英国UKVIのPBSは、英国での就労、研修、留学を考えている個人による申請を管理するために使われている制度です。PBSでは、外国籍の人が選択できる様々な種類の雇用方法が用意されています。
Tier1(起業家)
Tier1起業家ビザは、英国での起業または事業買収、および事業運営への参加を望む高度技能者を対象としています。リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングにおいて少なくともCEFRレベルB1(IELTSオーバーオール・バンドスコア4.0)を取得することで、英語運用能力で10ポイントを得ることができます。
Tier1(大学卒業生起業家)
Tier1(大学卒業生起業家ビザ)は、英国での起業を望む新卒者を対象としています。リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングにおいて、CEFRレベルB1(IELTSオーバーオール・バンドスコア4.0)以上を取得することで、英語運用能力で10ポイントを得ることができます。
Tier2(一般)
Tier2 (一般ビザ)は、留学後に英国での就職を希望する学生に最適な選択です。英国のPBSにおけるTier2は、就職先をすでに見つけている技能を持った移住者を対象としています。リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングにおいて、CEFRレベルB1(IELTSオーバーオール・バンドスコア4.0)以上を取得することで、英語運用能力で10ポイントを得ることができます。
Tier2(宗教活動家)
英国の宗教団体で採用が決まっている場合(例:牧師、布教者、聖職者など)、Tier2(宗教活動家ビザ)を申請することができます。リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングにおいて、CEFRレベルB2(IELTSオーバーオール・バンドスコア5.5)以上を取得することで、英語運用能力で10ポイントを得ることができます。
Tier2(スポーツ選手)
Tier2(スポーツ選手ビザ)は、英国でスポーツの発展に重要な貢献を果たせる一流のスポーツ関係者やコーチを対象としています。申請者は、各スポーツ分野の最高レベルにあると国際的に認められていなければなりません。リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングにおいて、CEFRレベルA1(IELTSオーバーオール・バンドスコア4.0)以上を取得することで、英語運用能力で10ポイントを得ることができます。
詳細は、英国政府のWebサイトをご参照ください。UK Government's website. .
英国への移住
IELTSは、英国ビザ・イミグレーション(UKVI)が認める英語能力証明テストSecure English Language Tests(SELT)の1つです。通常のIELTSは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4セクションで構成されています。ただし、英国への移住を希望し、UKVIへの申請のために英語能力の証明が必要な場合は、UKVIが認定したテストセンターで受験する必要があります
IELTS Life Skillsは、スピーキングとリスニングの能力を測る単一のテストです。スピーキングとリスニングの能力が、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)で示されるA1、A2、もしくはB1レベルであることを証明する必要がある方を対象にしています。
IELTS Life Skills A1
英国ビザ・イミグレーション(UKVI)に、家族ビザ、配偶者ビザ、パートナービザを申請するにあたり、その方たちのスピーキングとリスニングの能力を証明する必要があります。その際に必要になるテストです。ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)で示されるA1レベルは、国家資格フレームワーク(National Qualification Framework: NQF)のESOL Entry 1 に相当します。
IELTS Life Skills B1
英国ビザ・イミグレーション(UKVI)に、永住ビザまたは市民権を申請する際、スピーキングとリスニングの能力を証明する必要がある場合があります。その方のためのテストです。ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)で示されるB1レベルは、国家資格フレームワーク(National Qualification Framework: NQF)のESOL Entry 3 に相当します。
英国移住のためのビザ要件について、より詳しい情報は英国政府のウェブサイトをご覧ください。